揚げたての春巻きを割ったとき、中から湯気とともに旨みがあふれる瞬間は格別です。ほたてを具に使うと、噛んだときに貝の甘みがじゅわりと広がり、いつもの春巻きとはひと味違う一品になります。
材料と作り方
まず具を作ります。フライパンに油を熱し、細切りにしたたけのことにんじん、しいたけを炒めます。しんなりしたらもやしを加え、鶏がらスープの素・しょうゆ・オイスターソースで味をつけます。解凍して食べやすく切った蒸しほたてを加えたら、水溶き片栗粉でしっかりとろみをつけて火を止めます。
具は必ず完全に冷ましてください。温かいまま包むと皮がふやけ、揚げたときに破れる原因になります。バットに広げて冷蔵庫で冷やすと早く冷めます。
冷めた具を春巻きの皮の手前に横長に置き、両端を折り込みながら巻き、巻き終わりを水溶き小麦粉でとめます。170度ほどの油で、きつね色になるまで揚げれば完成です。
| 材料 | 分量の目安(8本分) |
|---|---|
| 春巻きの皮 | 8枚 |
| 蒸しほたて | 8個ほど |
| たけのこ水煮 | 100g |
| にんじん | 1/3本 |
| しいたけ | 2枚 |
| もやし | 1/2袋 |
| 片栗粉 | 大さじ1(同量の水で溶く) |
とろみが旨みを閉じ込める
具にしっかりとろみをつけるのには理由があります。とろみが水分をつかまえておくことで、揚げている間に汁が流れ出て皮を破ることがなくなり、割ったときのじゅわりとした食感も生まれます。ゆるいと感じたら、遠慮せず片栗粉を足してください。
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破裂させないための心得
春巻きが揚げている途中で破れるのは、いくつかの原因が重なったときです。
- 具が温かいまま包んだ
- 具の水分が多く、とろみが足りない
- 巻き終わりがきちんととまっていない
- 具を詰めすぎて皮が張っている
- 解凍したほたての水気を拭かずに使った
どれもひと手間で防げるものばかりです。とくに「冷ましてから包む」は、いちばん効果のある基本です。
揚げずに作る方法も
油の後始末が気になる方は、少量の油を塗ってオーブントースターやフライパンで焼く方法もあります。全体がきつね色になるまで転がしながら焼けば、揚げたものよりあっさりとした仕上がりに。夏場、揚げ物のために台所を暑くしたくない日にはこちらが向いています。
冷凍しておける
具を包んだ状態で冷凍しておけば、食べたいときに凍ったまま揚げられます。作りおきしておくと、あと一品ほしい日やお弁当のおかずに重宝します。
まとめ
蒸しほたての春巻きは、具を冷ましてから包むこと、とろみをしっかりつけることの二点さえ守れば失敗しません。パリッとした皮の中から広がる貝の旨みを、ぜひ揚げたてで味わってみてください。


