炒めものにすると流れ出てしまう旨みを、まるごと拾い上げてくれるのがあんかけです。片栗粉でとろみをつけたあんは具材をやさしく包み、ほたてから出た出汁をひと口ごとに運んでくれます。ごはんにかけても、焼きそばや揚げ麺に合わせても様になる一品です。
材料と作り方
白菜は芯と葉に分け、芯はそぎ切り、葉はざく切りにします。にんじんは薄い短冊に、しいたけは薄切りに。フライパンに油を熱してしょうがを香り立たせ、火の通りにくい芯とにんじんから炒めます。
しんなりしてきたら葉としいたけを加え、水と鶏がらスープの素、しょうゆ、酒を入れて煮ます。野菜がやわらかくなったら解凍した蒸しほたてを加え、水溶き片栗粉を回し入れてとろみをつけ、ごま油をひとたらしして仕上げます。
| 材料 | 分量の目安(2人分) |
|---|---|
| 蒸しほたて | 8個ほど |
| 白菜 | 1/4株 |
| にんじん | 1/3本 |
| しいたけ | 2枚 |
| 鶏がらスープの素・しょうゆ・酒 | 各適量 |
| 片栗粉 | 大さじ1(同量の水で溶く) |
とろみを失敗しないコツ
水溶き片栗粉は、加える前にもう一度よくかき混ぜてください。時間を置くと片栗粉が下に沈み、上澄みだけを入れてしまってとろみがつきません。また、火を強めたまま一気に注ぐとダマになります。いったん火を弱め、少しずつ回し入れながら混ぜ、その後で再び火を強めてひと煮立ちさせると、なめらかで安定したとろみになります。
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ほたては最後に、さっと
蒸しほたては火が通った状態なので、野菜と一緒に長く煮る必要はありません。とろみをつける直前に加えて温める程度にすると、身がふっくらしたまま仕上がります。長く煮ると水分が抜けて締まってしまうので、加えるタイミングだけは意識しておきましょう。
合わせ方いろいろ
あんかけは受け皿を選ばないのが強みです。
- 白いごはんにかけて中華丼風に
- 焼きそば麺を香ばしく焼いて、その上から
- 蒸した豆腐にかけて、あっさりした主菜に
- 溶き卵を回し入れてふんわりと
冷めてもとろみが残るので、食卓に出してからゆっくり食べても温かさが続きます。エアコンで体が冷えやすいこの時期に、あんかけの温かさはありがたい存在です。
まとめ
とろみをつけたあんは、ほたてから出た旨みを逃さず具材にからめてくれます。水溶き片栗粉は火を弱めて少しずつ、ほたては仕上げ直前に。この二点で、家庭でも安定した一皿になります。


