九月に入ると、朝晩の空気が少しだけ変わります。夏の献立をそろそろ切り上げようか、という時期に作りたくなるのがクリームシチュー。鶏肉で作るのが定番ですが、ほたてを使うと驚くほど上品な味になります。
材料(4人分)
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 蒸しほたて | 10〜12粒 |
| じゃがいも | 2個 |
| にんじん | 1本 |
| 玉ねぎ | 1個 |
| バター | 20g |
| 薄力粉 | 大さじ2 |
| 水 | 300ml |
| 牛乳 | 300ml |
| 塩・こしょう | 適量 |
市販のルウを使う場合も、ほたてを入れるタイミングは同じです。
作り方
- 野菜は食べやすい大きさに切ります。じゃがいもは煮崩れしにくいよう、少し大きめが安心です。
- 鍋にバターを溶かし、玉ねぎを透き通るまで炒めます。にんじん、じゃがいもも加えて全体に油をまわします。
- 薄力粉をふり入れ、粉っぽさがなくなるまで炒めます。ここを丁寧にやると、あとでダマになりません。
- 水を少しずつ加えてのばし、野菜がやわらかくなるまで15分ほど煮ます。
- 牛乳を加えて弱火にし、とろみがつくまで温めます。沸騰させないことが大切です。
- 最後にほたてを加え、1〜2分温めたら火を止めます。塩とこしょうで味をととのえて完成。
ほたてを最初から煮込みたくなりますが、そうすると身が縮んで硬くなります。仕上げに加えて温める、これだけで食感がまったく変わります。
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ほたてが入ると何が変わるか
鶏肉のシチューは、コクのある落ち着いた味になります。ほたてを使うと、そこに海のほのかな甘みと軽やかさが加わります。乳製品と貝の相性がよいのは、クラムチャウダーが世界中で愛されていることからも分かります。
- ほたてから出る旨みが、スープの土台を厚くする
- 牛乳のまろやかさが、貝の甘みを引き立てる
- 鶏肉より軽いので、翌朝まで胃にもたれにくい
野菜の甘みと貝の甘みは種類が違うので、ぶつかることなく重なってくれます。
秋に向けたアレンジ
九月の半ばを過ぎたら、きのこを足してみてください。しめじやマッシュルームを玉ねぎと一緒に炒めるだけで、香りに秋らしい深みが出ます。ブロッコリーやほうれん草を最後に加えると彩りもよくなります。
パンを添えるのが定番ですが、ごはんにかけても十分成立します。翌日に残ったシチューは、少し水を足してのばし、ショートパスタを入れてスープパスタにするとまた違う一皿になります。
冷めた日の作り置きとして
シチューは翌日の方が味がなじむと言われますが、ほたてが入っている場合は温め直しに注意が必要です。強火でぐらぐらさせず、弱火でゆっくり温めてください。それだけで、翌日でもふっくらした食感が保たれます。
まとめ
夏の終わりから秋にかけて、食卓の空気を少し変えたいときにちょうどよい一皿です。ほたては最後に入れるだけ。そのひとつを守れば、失敗のしようがありません。涼しくなってきた夜に、温かいシチューをどうぞ。



