アクアパッツァ、と聞くとお店の料理のように感じますが、名前の意味は「水」と「暴れる」。魚介を水で煮込むだけの、イタリアの漁師料理です。特別な調味料はいりません。素材から出る旨みが、そのままスープになります。
材料(2人分)
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 蒸しほたて | 8〜10粒 |
| ミニトマト | 8〜10個 |
| にんにく | 1片(薄切り) |
| オリーブオイル | 大さじ2 |
| 水 | 150mlほど |
| 塩 | ふたつまみ |
| 黒こしょう | 少々 |
| パセリまたは大葉 | 適量 |
あさりや白身魚を足しても構いませんが、ほたてだけでも十分に濃いスープが出ます。凍ったままの蒸しほたては、冷蔵庫でゆっくり解凍してから使ってください。
作り方
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で香りを立たせます。焦がさないよう、ゆっくりと。
- ミニトマトを加えて中火にし、皮がはじけて少し崩れるまで炒めます。
- 水を注ぎ、塩をふって2〜3分煮ます。トマトの酸味と塩がなじむ時間です。
- ほたてを加え、ふたをして1〜2分。温まったらすぐ火を止めます。
- 黒こしょうをひき、刻んだパセリや大葉を散らして完成です。
蒸しほたては火が通っている状態なので、最後に温めるだけというのが最大のコツです。ここで長く煮てしまうと、せっかくの水分が抜けて硬くなります。
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スープを残さないための工夫
この料理の主役は、実はフライパンに残るスープの方かもしれません。ほたての旨み、トマトの酸味、オリーブオイルのコクが溶け合っています。
- バゲットを添えて、浸しながら食べる
- ゆでたショートパスタを絡める
- ごはんを入れてリゾット風に仕上げる
どれも余りものの処理ではなく、それ自体がひとつの料理になります。特にパスタを絡める食べ方は、翌日の昼食にもちょうどよい量になります。
アレンジのヒント
白ワインを大さじ2ほど加えると香りに奥行きが出ます。夏の名残の時期ならズッキーニやパプリカ、少し涼しくなってきたらきのこ類を足すと、季節の顔になります。仕上げにレモンを軽く搾ると、後味がすっと軽くなります。
味付けは塩だけ。物足りないと感じたら調味料を足すより、まず煮汁を少し煮詰めてみてください。旨みが濃くなり、それだけで輪郭がはっきりします。
まとめ
アクアパッツァは、手間の少なさに対して食卓での見栄えが大きい料理です。フライパンごと出せば、それだけで一皿のごちそうになります。休日の昼や、少しだけ気分を変えたい夜にどうぞ。


