星の形をしたヒトデ。のんびり海底にいる姿は、とてもハンターには見えません。ところがこのヒトデ、ほたてにとっては手ごわい天敵なのです。今回は、海の中で繰り広げられる攻防のはなしをご紹介します。
ヒトデはどうやってほたてを食べる?
ヒトデは、たくさんの管足(かんそく)という小さな足を使い、ほたての貝殻をじわじわと引き開けます。ほたても閉殻筋で必死に殻を閉じますが、ヒトデが根気強く力をかけ続けると、やがてわずかな隙間ができてしまいます。
そのすきにヒトデは胃袋を体の外に出し、貝の中に差し込んで消化してしまう——なんとも大胆な食べ方をするのです。
ほたても、ただやられはしない
ほたては天敵に対して無防備なわけではありません。ヒトデが近づくと、貝殻を勢いよく開閉してジェット噴射で逃げ出すことがあります。じっとしている貝の多くと違い、ほたては自ら移動して危険から逃れられるのが強みです。
| 場面 | ほたての反応 |
|---|---|
| 天敵が近づく | 殻を開閉してその場から泳いで逃げる |
| つかまれそう | 素早くジャンプするように移動する |
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養殖では天敵からどう守る?
天然の海底で暮らすほたては、ヒトデや巻貝などの天敵にさらされます。そこで養殖では、ほたてをカゴに入れたり、耳の部分に糸を通して海中に吊るしたりして、海底から離して育てる方法がとられます。
海底から離すことで、ヒトデに襲われるリスクをぐっと減らせるのです。生産者は定期的に付着物を掃除し、ほたてが元気に育つ環境を保っています。
天敵の存在も海の一部
ヒトデはほたてにとっては厄介者ですが、海の生き物のつながりの中では大切な役割を担っています。弱った貝を食べることで海底を掃除する役目もあり、生態系のバランスを支えているのです。
まとめ
おとなしそうなヒトデも、ほたてにとっては油断できない天敵。けれどほたては泳いで逃げる術を持ち、養殖では吊るす工夫で守られています。海の中の小さな攻防を知ると、一粒のほたてがたくましく感じられます。


